7・11耕作権裁判・デモへ

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週刊『三里塚』02頁(0946号01面02)(2016/06/27)


7・11耕作権裁判・デモへ


 7月11日、千葉地裁民事第2部において、市東孝雄さんの耕作権裁判が行われる。反対同盟は、当日朝、千葉中央公園に結集(9時集会開始)し、千葉地裁を包囲するデモを呼びかけている。耕作権裁判は、新たに東京高裁から送り込まれた内田博久裁判長(検事を3回、8年担当)の訴訟指揮に対して、弁論の帰すうを決する重大局面に入っている。鈴木たつお参院選挙闘争を全力で闘い、投票日翌日の耕作権裁判闘争に決起しよう。
 耕作権裁判は、天神峰南台の市東さんの畑のうち、成田空港会社(NAA)側が「不法耕作だ」と勝手に決めつけた畑について、市東さんに明け渡しを求めた裁判だ。他方、最高裁で闘われている農地法裁判は、市東さんとの「契約地」を県知事の「賃貸借契約の解約許可」をもって明け渡しを求めたもの。二つは、一体である。
 耕作権裁判では、市東さん側が2012年7月に要求した文書提出命令をめぐる攻防が2年間続き、14年7月に「裁判長による提出命令」が確定。裁判所は、空港公団の旧地主からの買収の適否、文書偽造の有無を明らかにする買収交渉記録の提出をNAAに命じた。NAA側が提出を拒んだため、別の証拠で代えるものを出さないと、裁判所は市東さん側の主張を真実と認めることができるようになる。市東さん側が圧倒的にNAAを追い込んでいる。
 そして、農地法裁判と表裏一体の闘いで、最高裁の判断に影響を与えられる裁判だ。耕作権裁判闘争の攻勢をもって、市東さんの農地明け渡し阻む最高裁決戦勝利・高裁判決破棄を闘いとろう。

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7・11耕作権裁判・デモ
 ●デモ 7月11日(月)午前9時 千葉市中央公園
 ●弁論 午前10時30分 千葉地方裁判所

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