全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 侵略戦争阻止を 軍事研究反対! 全学連三里塚現地行動隊 二川光

週刊『三里塚』02頁(0965号02面02)(2017/04/10)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 侵略戦争阻止を
 軍事研究反対!
 全学連三里塚現地行動隊 二川光

(写真 法大入学式情宣に立つ )

 ようやく気温が高くなり汗ばむ陽気になりました。桜が咲き誇り、千葉や東京では新入生や新社会人があふれかえっています。

新歓闘争に立つ

 全学連現地行動隊は全国の学生とともに、首都圏で新歓闘争を闘い抜いています。「軍事研究反対!」「ストライキで安倍倒そう!」という訴えは、次々と共感を得ています。法政大学の入学式では、当局のネガティブキャンペーンを打ち破っています。「人間関係が破壊されるのはおかしい」と新入生がビラを受け取り話になり、保護者が「頑張ってください」と応援してくれます。
 4月7日、米帝トランプ政権がシリア空爆を強行しました。トランプはシリアが化学兵器を使用したと断定し、59発の巡航ミサイルを発射しました。「罪のない赤ん坊まで化学兵器で殺された」「アサド政権はレッドラインをいくつも越えた」と言い、アメリカ単独での空爆に踏み切ったのです。安倍政権はただちにトランプを支持し、空爆に賛成しました。さらに、犯罪を計画したことを処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改悪案が6日に審議入りし、「東京オリンピックに向けたテロ対策」とうそぶいています。話し合うことが罪になる。少しでも犯罪の兆候が見られれば弾圧する。戦争や改憲に反対する学生運動・労働運動・市民運動を弾圧するためです。第2次世界大戦が起きる前と同じような状況になっています。侵略戦争の切迫と治安弾圧の強化はますます強まっていますが、全学連と全国の労働者は共謀罪の先取り弾圧を打ち破ってきました。4月17日からは全学連大会での公安警察による襲撃に対して、国賠裁判が始まります。

正義は私たちに

 3・26三里塚全国集会の場で、反対同盟は強制執行を許さない新たな闘いとして請求異議審勝利のための「農地取り上げ強制執行反対署名」を呼びかけました。体を張って実力で阻止する闘いと一体で、市東さんの農地死守をすべての人に呼びかける署名です。署名を集めるためにキャンパスや職場で多くの人とつながりましょう。
 51年目を迎えた反対同盟の闘いは国鉄分割・民営化に反対して30年間闘ってきた動労千葉・動労水戸と一緒に歩んできました。4月2日に行われた反対同盟の団結花見には動労千葉から青年部の渡辺剛さんと副委員長の関道利さん、動労水戸から池田学さんが駆けつけました。池田さんは4月1日に行われた常磐線浪江開通阻止の闘いを報告し、帰還強制絶対反対と被曝労働拒否の決意を語りました。動労水戸の被爆労働拒否の闘いと市東さんの農地死守の闘いの共通点は、安倍政権に対して絶対に屈さず闘いぬいていることです。
 3月10日のソウルでのキャンドル集会における、パククネ政権退陣非常国民行動代表の発言は、すべての苦闘する人びとに希望を与えています。「闇は光に勝てない。偽りは真実に勝てない。私たちみなが細々と声に出していたその小さな叫びが、巨大な喚声となり、野火となり、民衆の意思が、主権者の力が、山岳のように隆起するのを私たちは見た。みなさん、私たちが勝った!」と訴えました。韓国の労働者・学生は「私たちにこそ正義がある」と確信し、パククネ政権を打倒しました。市東さんの農地死守の闘いは、この韓国における闘いと同じ、正義を貫き安倍を倒す闘いです。
 4月新歓闘争でさらに多くの新入生との結合をかちとり、三里塚に駆けつけよう! 4・24耕作権裁判、5・25請求異議裁判に集まり、市東さんの農地を守ろう!
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