4者協開催を〝粉砕〟

週刊『三里塚』02頁(0987号02面02)(2018/03/12)


4者協開催を〝粉砕〟

(写真 芝山町殿部田部落が建てた新看板【3月5日】)

 成田空港の機能強化案の受け入れをめぐって、国と県、NAA、空港周辺9市町が参加する4者協議会が3月5日にも行われる予定だったが、延期となった。住民の怒りの前に、横芝光町が現時点での受け入れを断念したため4者協議会の開催が粉砕されたのだ。
 横芝光町では3月1日まで2日間にわたり再修正案についての住民説明会が行われた。受け入れに前向きな声は聞かれず、「音がない時間は、結局4時間半しかない」「運用時間で眠る時間を変えろというのか」「若い世代でもうるさい生活は望んでいない」など住民の批判が殺到した。インフラ整備された後の「将来の横芝光町の姿」なる子どもだましのような絵図まで作成し、住民の理解を得ようとしたが無駄な努力だった。佐藤晴彦町長は、「住民の反応はあまりにも厳しかった」「根本的に(騒音拡大について)理解が得られていない」と言わざるを得なくなった。
 一方、受け入れを表明した相川勝重芝山町長だが、5日には芝山町殿部田部落にまた新たな看板が建った。新たな住民反乱で4者協開催を阻止しよう。
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