◎基調報告

週刊『三里塚』02頁(1002号01面02)(2018/10/22)


◎基調報告

要望書を集め千葉地裁へ
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 三里塚闘争は53年目に入った。空港か農業か。カネか命か。国策か人権か。戦争か平和か。そんな価値観の激突が三里塚闘争ではないか。だから負けられない。勝つまで闘おう。
 ①勝利判決をかちとろう。請求異議裁判が9月27日結審した。市東さんの農地を守る正義性がますますはっきりし、反対同盟と顧問弁護団、そして全国の仲間の力で2年にわたって強制執行を許さない勝利をかちとってきた。判決までの2カ月間を決戦期間として千葉地裁を「強制執行許すな」の声で包囲しよう。
 とりわけ11・19千葉地裁包囲闘争を重視する。署名・要望書などを反対同盟に集中して欲しい。
 ②空港機能強化粉砕!住民と共に闘おう。成田空港機能強化案は住民の声を一切無視して進められようとしている。しかし、住民はあきらめてはいない。生活と故郷を守るために立ち上がっている。不安や怒りを共有し、共に空港機能強化粉砕・第3滑走路建設を阻止し、軍事空港を阻止しよう。
 ③改憲阻止・安倍打倒へ。アメリカと中国が泥沼の貿易戦争に踏み出す中、朝鮮半島では労働者民衆の力で戦争を阻んでいる。追い詰められた安倍政権は労働法制を改悪し、農業と地方を切り捨て、改憲と戦争へと突き進んでいる。関西生コン支部への大弾圧は、労働運動や反戦運動を一掃しようという攻撃であり、改憲攻撃そのものだ。全ての闘う仲間の力で跳ね返そう。
 沖縄では、翁長知事の後継として玉城デニー新知事が誕生した。沖縄人民の不屈の闘いに連帯し、辺野古新基地建設阻止へ闘おう。再稼働阻止・全原発廃炉へ闘おう。

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