星野文昭さんへの仮釈放不許可決定を弾劾する! 三里塚芝山連合空港反対同盟

週刊『三里塚』02頁(1015号01面05)(2019/05/13)


星野文昭さんへの仮釈放不許可決定を弾劾する!
 三里塚芝山連合空港反対同盟

(写真 全学連のデモを指揮する星野文昭さん。小川プロ映画「三里塚第二砦の人々」の一コマ【1971年】)

 1971年沖縄闘争を闘った無実の星野文昭さんに対する仮釈放の不許可決定が強行された。絶対に許すことができない。四国更生保護委員会はいったい何のために存在しているのか。こんな理不尽きわまりない人権無視の違法な決定がどうして許されるのか。そもそも現行法でも30年が経過したら仮釈放を審議する義務がある。しかし星野さんはじつに不当逮捕から44年、判決確定から30年を超えておりただちに仮釈放しなければならない。これ以上無実の星野文昭さんを獄中に押しとどめておくことは絶対に許されない。    
 今回の不許可決定を聞いたとき、現在の沖縄に対する安倍政権の対応が思い浮かんだ。沖縄県民の辺野古基地反対の強固な意志表示をことごとく無視して工事を強行する安倍政権の姿勢と全く同じだ。星野さんは今のような基地の島・沖縄にさせないために、1971年の沖縄闘争に永久核基地化反対・基地撤去を掲げて渋谷闘争に決起した。安倍政権は改憲・戦争のできる国家にするために星野さんの闘いを絶対に認めることができないのだ。
 星野さんは、三里塚闘争にとっても深い関係がある。星野さんは同じ1971年9月に強行された小泉よねさん宅に対する強制代執行阻止闘争や7月仮処分阻止闘争で令状逮捕され、8年の実刑判決を受けている。無期懲役と終身刑とは全く違う。それを法的な根拠もないのに、ただただ違法な政治的終身刑化を狙っている。星野さんは、昨年の猛暑で体力も弱っており、未だ回復していない。
 私たちは徳島刑務所及び四国更生保護委員会の不許可決定を満身の怒りをこめて弾劾する。もはやこれ以上星野さんを獄に閉じ込めておく理由は何もない。無実の星野文昭さんを今すぐ釈放せよ!
2019年4月26日
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