耕作権裁判が期日取り消し 「文書提出」巡り攻防

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週刊『三里塚』02頁(1016号01面04)(2019/05/27)


耕作権裁判が期日取り消し
 「文書提出」巡り攻防


 5月13日に予定されていた耕作権裁判(千葉地裁民事第2部・内田博久裁判長)の期日が取り消しとなった。反対同盟顧問弁護団は、NAAが隠し持つ地主・小作人と空港公団(現NAA)の土地買収に関する交渉記録などの重要文書について裁判所が文書提出命令を出すことを求めてきた。しかし、千葉地裁が2月26日に却下決定を出したので、弁護団は即時抗告。現在、東京高裁第16民事部が審理中で結論は出ていない。この重要文書に関する提出命令が出されるか否かは、今後の裁判に重大な影響を及ぼすことが明らかであり、無視して裁判を進めることは許されない。5月9日に弁護団が申し立てたことを受け、同日、千葉地裁が期日取り消しの決定を出した。
 耕作権裁判は市東さんの南台農地(B滑走路の誘導路を「へ」の字に曲げている)の一部をNAAが「不法耕作地」と決めつけて明け渡しを求めているものだ。
 しかし、明け渡しの対象地の特定がでたらめで、市東さんが耕し続けてきた畑を不法耕作と決めつけ、耕してない部分を契約畑としている。弁護団は数々の明確な証拠をもって証拠偽造などを明らかにしてきた。労農学連帯の力で市東さんの農地を守り抜こう!

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