6・9集会 国鉄決戦勝利を誓う 解雇撤回、「運転士廃止」許すな

週刊『三里塚』02頁(1018号01面02)(2019/06/24)


6・9集会
 国鉄決戦勝利を誓う
 解雇撤回、「運転士廃止」許すな

(写真 労働運動再生に向け闘う決意【6月9日 東京】)


 6月9日、国鉄闘争全国運動が主催する全国集会が東京・上野公園野外ステージで開かれ、1430人が集まった。三里塚から反対同盟の伊藤信晴さん、宮本麻子さん、現闘、全学連行動隊が参加した。反対同盟を代表して伊藤さんが連帯あいさつを行った。(別掲)
 集会のハイライトは、国鉄1047名解雇撤回闘争が千葉県労働委員会の不当な却下決定で決戦局面に入る中、動労千葉争議団の中村仁さん、動労総連合・九州の羽廣憲さんが、解雇撤回まで闘いぬく鮮明な決意を表明したことだ。この闘いを押し広げ労働運動を再生しよう。
 関西生コン支部への大弾圧は改憲・戦争に向けた労働組合絶滅攻撃としてあることを全体で確認。全力で反撃に立つことを宣言した。
 運転士・車掌の職名すらなくすジョブローテーションを通して、労組を解体し、「非正規だけの社会」「労組のない社会」への転換を企むJR資本を打倒する国鉄・JR決戦を闘う強固な意志を固めた。
 そして、集会に参加した韓国・鉄道労組の先進的な闘いに続き、国際連帯にかけて全職場産別で安倍の「働き方」改革攻撃と闘う決意がみなぎった。
 さらに、「改憲・戦争阻止!広島教職員100人声明」を広げ「改憲・戦争阻止!大行進」の全国的発展を勝ちとり8・5―6ヒロシマ闘争、常磐線全線開通阻止・東海第二原発再稼働阻止の9・22闘争を闘い、11・3労働者総決起集会に攻め上る闘争方針をはっきりさせた。
 これらすべての闘いを、逝去された星野文昭さんの無念を晴らすものとして推し進めることを誓い合った。
 集会発言では、呼びかけ人の鎌倉孝夫さんが「農林水産分野までも多国籍資本の金儲けの対象とする新自由主義は、人間生活と環境を破壊する。賃金奴隷制度は過去最悪の奴隷制度。労働者の団結によって資本と国家の支配を転換させよう」と訴えた。当日、労組結成を宣言したコンビニ関連ユニオン、洞口朋子杉並区議、広島大弾圧を打ち破った全学連の元気あふれるアピールが印象的だった。
(土屋栄作)

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伊藤信晴さんの連帯発言

 改憲と戦争への道をとめようと呼びかける動労千葉はじめみなさんの闘いに心から連帯します。
 空港機能強化攻撃は現在の空港を2倍にする計画です。予定地には生活があり家族がいます。不安と苦しみの中から決起が始まろうとしています。国策と闘う沖縄の闘いとひとつながりです。
 沖縄闘争を闘い権力によって非業の死を強制された星野文昭さんの無念を晴らす責任が私たちにはあります。星野さんは三里塚における71年強制代執行攻撃の最先頭で闘いぬかれました。
 市東さんへのふたたびの国家暴力による強制収用を阻み、民衆の正義を貫きます。9・24東京高裁控訴審勝利に向けた要望書運動とカンパへの協力をお願いします。

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