全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 不正腐敗の安倍倒せ 行動隊に決起を! 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1030号02面02)(2020/01/01)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 不正腐敗の安倍倒せ
 行動隊に決起を!
 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

(写真 いも煮会で躍動感あふれる律動を披露【ひろう】し、会場のボルテージを一気に高めた全学連行動隊ら)

 三里塚の大地はますます冷え込み、寒さが肌身にしみるこの頃です。天神峰の市東さんや東峰の萩原さんの畑では野菜が冬を越すための準備に入っています。ヤーコンの収穫と保存が終わり、正月野菜の出荷に向け忙しく準備しています。
 市東さんに対する農地取り上げ強制執行を阻止する請求異議裁判は4年目を迎えます。また、団結いも煮会に騒音下住民が参加するなど、空港周辺住民との結びつきも強めつつ新たな交流もはじまっています。
 その一方で、空港機能強化策の攻撃もこの1年で激しさを増しています。10月27日からは開港以来初めて滑走路の運用時間が延長され、A滑走路の運用時間は1時間延ばし午前0時までとなりました。成田空港会社(NAA)はさらに第3滑走路を造った上で、運用時間を延長して静穏時間を4時間半とし、騒音下住民に眠ることすらままならない状況にしようとしています。目標とする「発着回数の50万回化」の達成のために住民の生活や健康も無視するNAAを絶対に許すことはできません。
 NAAと同じ態度をとっているのが日本の政治家たちです。千葉県知事の森田健作は台風15号による大規模停電、生活インフラの寸断、農作物にも被害が出ているにもかかわらず、「私的視察」と称して翌日に県庁や公舎から離れ、芝山町の自宅に帰りました。復旧の大幅な遅れと住民の怒りの声に何ら応えることなく居直っています。内閣総理大臣の安倍晋三も、相次ぐ大臣の辞任や「桜を見る会」の参加者名簿の廃棄など違法・不正を居直り続けています。
 この無責任な政治家たちに、今度こそは引導を渡しましょう。
 この1年、多くの方が三里塚現地を訪れ援農や現地調査に参加してくれました。現地に駆けつけることが反対同盟への一番の激励になります。学生や青年労働者を先頭に現地を訪れ、反対同盟との交流をより一層深めましょう。20年はぜひ、三里塚現地に学生を呼んで行動隊の倍増を実現していきたいです。反対同盟の闘いは54年になりました。20年も悔いのない1年にしていきましょう。
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