2021年闘争宣言 空港廃港へ攻勢かけよう 三里塚芝山連合空港反対同盟

週刊『三里塚』02頁(1056号01面02)(2021/01/25)


2021年闘争宣言
 空港廃港へ攻勢かけよう
 三里塚芝山連合空港反対同盟

(写真 東峰・萩原富夫さん)


 2021年「新年旗開き」にあたり、決意を新たに「市東さんの農地死守・空港機能強化粉砕・空港廃港・菅政権打倒」に向けて闘うことを宣言します。
 第一に、市東さんの農地を絶対に守ろう。
 請求異議控訴審の不当判決を弾劾し、最高裁への闘いを開始しましょう。B滑走路の「への字誘導路の直線化」のために市東さんの丹精込めた農地を奪ってはなりません。有機栽培の農地は無数の微生物であふれています。「農地は命」なのです。市東さんの農地への強制執行は、農民として生きる市東さんへの死刑執行と同じです。絶対に許されません。経営破綻必至の成田空港には、農地取り上げの権利も必要もありません。
 強制執行に反対する署名運動と執行停止の担保保証金カンパ運動への取り組みを、あらためて訴えます。
 第二に、空港機能強化を粉砕し空港廃港へ攻勢をかけよう。
 新型コロナウイルスの世界的蔓延は、一年たった今でも全く終息の目途が立っていません。年間50万回もの発着回数の航空需要など、まさに「絵に描いた餅」です。住民を追い出し、1000ヘクタールの農地と自然環境を破壊しようとする第3滑走路建設を阻止しましょう。
 3・28芝山現地闘争に決起し、機能強化粉砕・空港廃港へ闘おう。
 第三に、戦争と改憲にすすむ菅政権を打倒しよう。
 コロナ禍で貧困対策をとらず、人民に「自助」を強制し、医療を崩壊させ、再び緊急事態宣言を招いた菅政権を打倒しよう。
 反対同盟は空港建設に反対し、農業と地域の暮らしを守り、沖縄・辺野古の闘いに連帯し、全国の反戦・反基地闘争、反原発・再稼働阻止闘争、反差別闘争、狭山闘争など、あらゆる闘いとつながり共闘と連帯の輪を広げていきます。動労千葉と共に労働運動つぶしと闘い、関西生コン支部を支援します。韓国民主労総をはじめ国際連帯を進めます。
 55年目の三里塚闘争を共に闘いましょう!
 2021年1月10日

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