全学連三里塚 現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 労農連帯の発展を 萩原進さんの提起 全学連三里塚現地行動隊 髙田暁典

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週刊『三里塚』02頁(1070号02面02)(2021/08/23)


全学連三里塚 現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 労農連帯の発展を
 萩原進さんの提起
 全学連三里塚現地行動隊 髙田暁典

(写真   甘藷つる切機=共立ハンマーナイフKH800に燃料注入)

 コロナにかまわず五輪を強行する菅・小池への人民の怒りと共にうちぬかれた7・23五輪開会式粉砕闘争は、団結の力で厳戒体制を突破し、日本帝国の威信をかけた挙国一致キャンペーンをボコボコにぶちこわしました。人民が「前進チャンネル」による闘争の中継とテレビの開会式中継とを画面で並べて注目するという現象を巻き起こし、国内外マスメディアも白ヘルと全学連旗を大々的に報じるところとなり、かくして決戦の意義、実力闘争の意義をあらためて全国全世界に向けて明らかにした闘いとして、ますます多くの人民が新たに決起してゆく起点となっています。
 闘争現場での二川隊長の圧倒的勇姿が本紙前号に載っていますので、まだの方は即、お取り寄せを! なお機動隊との肉弾戦においてビリビリに破られた誉れ高き二川隊長の三里塚Tシャツは世界史的遺産として厳重に保管されております。
 さて一個の政治党派が決戦を呼号するからには、言葉通りその闘いを決戦たらしむべく、現場活動家は石にかじりついても責任を取らねばなりません。一過性の党派的ご都合主義とか、大衆運動の生命力に乗っかって延命しようという党派的利用主義とかで決戦を呼号しているわけではないということ、旧日本軍式の無展望無責任のバンザイ突撃ではなく未来を展望し本当の勝利を目指して運動を支える責任勢力として決戦を呼号しているということ、地域と生活に根ざしたところから生命力ある大衆運動を作り上げた上にこれを更に飛躍的前進させてゆくべく決戦が積極的に設定されているということが、説得力をもって万人にはっきり分かるように、現場活動家は奮闘せねばなりません。そして深い信頼と幅広い信頼とを得て、ひとたび失われた信頼を回復することは相当困難であることを日々厳しく反省しつつ、反対同盟はじめ労働者人民と団結して共に闘い、またこれと並行して全国単一組織として中央と細胞との相互作用を活発化させて全国各地での大衆的取り組みを促進し、もって決戦を真に物質力ある決戦として作り上げてゆかねばなりません。
 市東さん農地決戦勝利のために、いま闘っている人がますます団結すると共に労働者人民が新たに自己解放的に決起してゆくために、決戦論の更なる鍛錬が求められています。それは新自由主義の団結破壊攻撃に対して団結を強化拡大して闘う階級的労働運動路線を三里塚闘争の豊かな大地の上に展開することであります。
 03年イラク反戦を機に動労千葉と韓国・民主労総との国際連帯が実現し、これは06年民主労総と反対同盟との国際連帯に発展しました。この国際労農連帯に反対同盟の故萩原進事務局次長は大いに感動していた、階級的労働運動路線における三里塚闘争の確かな発展がそこにあったという話を現闘の先輩から聞き、ここにカギがあると思い、06年〜14年の本紙所収の萩原事務局次長の演説・インタビューを読みました。労農連帯を貫き労働者階級の同盟軍として農民を登場させること、FTAおよび商社の米価支配を農家潰しかつ労働者の賃下げ・非正規職化の政治として捉えて農民の先頭で闘うと共に労働者階級にFTA粉砕を呼びかけること、地域のすべての住民の中に入ってゆくこと、政府が追いつめられて全面展開してきているから闘う側はバラバラにやるのでなく団結すべきで、霞が関に攻め上って国鉄・反原発・沖縄など国策と闘うあらゆる労働者人民との統一戦線を構築すること、資本主義の終焉を勝ちとること、等々、全人民の未来をかけて新自由主義を打破する闘いとして市東さん農地決戦論が豊かに展開されていました。この魂を受け継ぎ発展させましょう。
 国鉄闘争、関生弾圧粉砕闘争、改憲・戦争阻止闘争と一体で市東さん農地死守を闘い、10・3全国集会から11月労働者集会に攻め上り、新自由主義の崩壊を日本革命―反帝・反スタ世界革命へ!
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