大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1073号02面07)(2021/10/11)


大地の響き 投稿コーナー

(写真 元気にデモする全学連)

市東さん発言に感動
 沖縄 学生 戸川健二

 三里塚芝山連合空港反対同盟の全国総決起集会に参加しました。前夜の風雨も朝には収まり、雲ひとつない青空のもと成田市役所近くの公園に集まりました。
 今回の集会・デモを通して、改めて三里塚が実力闘争を貫く反戦・反権力の砦であることを確認しました。
 全学連と全国労組交流センターの前段集会でははじめに全学連現地行動隊から基調のアピールがありました。市東さんの農地を守り抜く強制収用実力阻止体制の圧倒的報告に参加者は熱意を高め、本集会に突入しました。
 本集会では反対同盟から伊藤さんが実力闘争の意義を熱烈に訴え、萩原さんの基調提起では空港建設・機能強化の破綻がコロナ禍でますます明らかになったことが大暴露されました。さらに職場から資本─権力を追い詰める動労千葉と関西生コン支部の連帯あいさつ、市民団体の発言、支援党派の決意表明と、演壇からのすべての発言が各々の現場における闘いの原点に三里塚の農地死守・反戦闘争を位置づけ、三里塚に学び三里塚に還元してゆく報告と決意を語るものでした。
 とりわけ市東さんの「私の気持ちは全く変わらない」、「沖縄、福島、三里塚を一つの闘いとして、闘う労組、市民、学生との強固なきずなで反対同盟をますます広げる」との決意表明に心打たれました。反対同盟が半世紀以上も最前線で身体を張って資本と対峙し続けることができるのは、全国各地の闘いと一体のものとして発展してきたからです。コロナ禍で移動や接触に不自由がありながら今集会を全国集会として勝ち取った意義の大きさを痛感しました。
 全学連は実力闘争にこそ社会を変える力があると決意表明しました。これを集会発言の「言葉のあや」にせず、岸田新政権打倒の今秋決戦を闘い抜く決意です。
 全国学生は現地行動隊のもと強制収用実力阻止・援農に駆けつけよう。10・16―17全学連大会、11・7日比谷野音に総結集しよう。

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