8・14労働者市民のつどいに参加して 「戦時内閣」岸田倒そう

週刊『三里塚』02頁(1094号02面02)(2022/08/22)


8・14労働者市民のつどいに参加して
 「戦時内閣」岸田倒そう

(写真 集会会場を埋めた参加者【14日 東京】)

 「8・14労働者市民のつどい」に三里塚現闘からも総力決起した。
 主催者あいさつとして葉山岳夫弁護士は、銃殺された前首相アベの許し難い罪状を徹底暴露・断罪するとともに国葬をもって戦争国家化への総翼賛・総動員を狙うおぞましい攻撃への怒りを鮮明にした。動労千葉の新・戦争協力拒否宣言―3労組声明の決定的意義を確認し改憲・戦争阻止への決起を訴えた。在日ビルマ市民労組ミンスイさんからのミャンマー国軍の虐殺・死刑の暴虐と、支持加担する日本政府に対する怒り爆発の弾劾、日本の労働者人民との死活的な国際連帯のアピールに何としても応え抜いていく決意を新たにした。
 森川文人弁護士の基調講演は、暴力―戦争の問題を本質次元から平易に提起する戦時下反戦闘争の理論的実践的核心内容を明らかにするものだった。何よりも、労働者階級を絶対的に信頼し労働組合の力を確信して発せられた結語「万国の非国民、団結せよ!」には会場全体が熱い拍手をもって応えた。
 この日の集会と全提起・発言は、翌日の政府の戦没者追悼式での天皇の「深い反省」や岸田の「歴史の教訓」などという一般化抽象化された無内容な文言論議を一蹴し、アベ、スガを踏襲した「積極的平和主義」の恥知らずのペテンを繰り返し「有事」=戦時の内閣を公言する岸田を革命的対極で迎え撃つものとなった。参院選「圧勝」で「黄金の3年間」の軽薄極まる願望は、アベ銃殺と「統一協会」(名称変更問題以前に偽装「宗教法人」認可自体の責任がある。韓国では宗教ビジネスと言われている)=勝共連合との癒着・相互依存の腐敗しきった政権の実態露呈によって打ち砕かれた。第2次岸田政権は墓穴の深掘りで発足即存立の危機に叩き込まれている。山上氏個人の怨念に発するものであれ、己の全人生をかけてアベ銃殺を貫徹したことで、労働者人民を蔑視・愚弄してきたアベの権力犯罪と金権腐敗の極致・アベ政治の「腐朽性と寄生性」の本質と全貌を全人民の前に暴き出す快挙となったと言ってよい。アベを同期として追悼を表した日共・志位を始めとした全国会内政党・議員の総翼賛の唾棄すべき現実も明らかとなった。即、党としての声明をもって労働者人民に「国家と革命」次元の革命的提起をもって応えたのは革共同だけであった。
 危機=好機である。星野文昭同志、ウィシュマさんに対する医療放棄による殺人は許されるのか。オバマ、バイデンのドローン遠隔操作によるミサイル殺人は認められるのか。帝国主義権力による暴力の独占は自己解放をかけて決起する労働者階級によって必ず打ち破られる。歴史の真実はここにある。「国家改造」―戦争以外出口のない脱落・破綻国家日帝打倒こそ、党と階級の歴史的責務である。
 時代革命である。歴史選択としての2020年代は、70年代の激動をはるかに超える革命本番の煮詰まりを鮮明にしている。三里塚も農地死守・軍事空港粉砕56年の真価をかけた新たな決戦期に突入している。国葬粉砕、改憲・戦争阻止の9・23全国集会・デモで岸田を倒そう。
(永井隆)s
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