闘う労働運動甦らせよう 日比谷で労働者全国集会

週刊『三里塚』02頁(1099号01面03)(2022/11/14)


闘う労働運動甦らせよう
 日比谷で労働者全国集会

(写真 闘う決意新たに団結ガンバロー三唱【11月6日】)

(写真 三里塚反対同盟が登壇)

 11月6日、関西生コン支部、港合同、動労千葉などが呼びかける全国労働者総決起集会が東京・日比谷で開催され、2200人が集まった。反対同盟の市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、太郎良陽一さん、婦人行動隊の宮本麻子さん、木内敦子さんが参加し、代表して市東さんが魂を込めた連帯あいさつを行った。(発言別掲)
 3年ぶりに駆けつけた韓国・民主労総ソウル本部や鉄道労組の代表団、アメリカのスティーブ・ゼルツァーさんら海外からの訴えに参加者は「労働者に国境はない」ことを肌で感じた。
 基調報告を動労千葉の関道利委員長が行い、新自由主義と戦争を終わらせる階級的労働運動の復権は必ずできると確信も固く訴えた。関西生コン支部の湯川裕司執行委員長は、戦争に反対し、資本と闘う「本来の労働組合」を甦らせようとメッセージを寄せた。
 1047名解雇撤回・動労千葉争議団の中村仁さんは、「やればできる。時代は必ず動く」と熱烈に訴え、国鉄闘争勝利へ檄を飛ばした。
 JR、郵政、自治体、教育、医療・福祉などで働く労働者、来春杉並区議選への再出馬を表明した洞口朋子さん、大坂奪還、星野国賠勝利を訴えた星野暁子さん、国葬粉砕闘争で実力闘争を甦らせ闘う全学連の赤嶺知晃委員長、安保粉砕・軍事基地撤去を訴えた沖縄の宮城盛光さんなど闘う仲間が戦争阻止の決意を語った。来年のG7広島サミット粉砕の闘いや3・11反原発福島行動への参加が呼びかけられた。
 インター斉唱後、銀座を意気高くデモ行進。現場で仲間を組織する決意を新たにした。

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勝利するまであきらめず
 市東孝雄さんの発言

 空港会社は10月18日、天神峰農地、作業場、離れ、やぐら、看板などを強奪するために代替執行を申し立て、千葉地裁は10月25日に審尋書を私と萩原富夫さんに送りつけ、強制執行の具体的手続きに入りました。
 意見があれば14日以内に書面で出すようにとのこと。
 空港会社は9・4現地闘争、10・9全国集会の終わりを待っていたかのように北側延伸工事を強行しました。絶対に許すことができません。
 政府は、反戦・反核の砦・三里塚闘争、反対同盟の闘いをつぶすことをもって、改憲・戦争に突き進もうとしています。
 軍事空港を阻止し、戦争を止めましょう。反対同盟では緊急アピールを発し、11月13日、11月27日の現地闘争を呼びかけました。多くの結集お願いいたします。
 三里塚は皆様の支援の力で56年、農地死守・戦争反対をつらぬいて闘ってきました。深く感謝に堪えません。
 車の両輪として共に長く闘ってきた動労千葉の皆様、厳しい中で素晴らしい闘いをしている関生、港合同の皆様との労農連帯、市民・学生との団結、国策と闘う福島・沖縄・三里塚を一つの闘いとして農地を守り、勝利するまであきらめずに闘います。
 最後に、地球環境の破壊と気候変動をもたらすすべての空港拡張計画の白紙撤回を求めます。
 本日はありがとうございました。がんばります。

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