大行進千葉がKick Off!集会 中国侵略戦争絶対阻止へ
大行進千葉がKick Off!集会
中国侵略戦争絶対阻止へ


「改憲・戦争阻止!大行進千葉」のキックオフ集会が4月20日、DC会館において50人の結集で開かれた。三里塚からは、反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんと三里塚現地闘争本部が参加した。
最初に「改憲・戦争阻止!大行進」呼びかけ人の森川文人弁護士が講演を行い、「中国侵略戦争情勢の加速に、戦争をしなければ生き延びられない帝国主義、これに『自国帝国主義打倒』を対置し、資本主義を打倒しよう」と呼びかけた。
基調報告で斎藤佳久事務局長は、「トランプ反革命は全世界を地獄に引きずり込み、中国侵略戦争が第3次世界大戦・核戦争へと発展していく時代だ」と時代認識を鮮明にさせ、反戦闘争を大爆発させるために大行進千葉の運動方針をあらためて次のように提起した。①中国侵略戦争絶対阻止、②日米安保粉砕・沖縄米軍基地撤去、③石破政権打倒、6・14反戦デモへ、④三里塚闘争勝利、⑤武器見本市粉砕、⑥青年・学生・女性の反戦決起、⑦階級的労働運動の大発展を強調した。
この基調を受け、各団体から発言を受けた。
動労千葉・関道利委員長は、「労働組合で反戦・反侵略の闘いが求められている」と述べ、6・14全国反戦総決起闘争と6・15国鉄全国集会への成功を一体で勝ち取ることを呼びかけた。
三里塚反対同盟の宮本さんは、市東さん農地取り上げの千葉地裁判決を弾劾し、一昨年天神峰闘争を上回る実力闘争に決起する決意を明らかにするとともに、軍事空港建設のための第3滑走路本格着工に対して、反対同盟主催の5・7フィールドワーク・菱田デモを提起した。(要旨別掲)
百万人署名運動千葉は、「署名を集めるだけでは戦争は止められない」と訴え、戦争の根源である帝国主義を打倒する運動にするために「百万署名運動は大行進に合流する」と報告した。ちば合同労組は、「労働運動は国策と対決してこそ団結を強める」ときっぱり宣言。全学連は、不当逮捕攻撃を跳ね返して、全世界の若者の決起の最先頭で闘うことを決意表明した。
片峯潤一事務局次長のまとめと行動提起の後、DC会館から千葉市内繁華街を縦断するデモを行った。横断幕を先頭に、動労千葉、大行進千葉、反対同盟のノボリを掲げたデモに、街ゆく人々からの注目が集まった。
(大戸剛)
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農地守る実力闘争再び
婦人行動隊 宮本麻子さん
NAAが5月から機能強化の本格工事を始めるとの報道がありました。これは間違いなく中国侵略戦争のための軍事空港づくりの攻撃です。
まさに今、世界中で戦争が起こり、米トランプ政権や日本の石破政権は軍事体制を強化しています。これに対し、三里塚反対同盟が59年間、貫いてきた戦争絶対反対・軍事空港粉砕を闘いましょう。
軍事空港づくりのための農地強奪攻撃が強まっています。3月24日の耕作権裁判で齊藤顕裁判長は市東さんに農地の明け渡しを命じました。絶対に許すことはできません。契約は農地の面積だけで、農地の場所は特定していないというのです。そんなことが常識であるわけがありません。判決はNAAの違法や脱法にふたをして、市東さんに耕作権はないと言ったわけです。反対同盟・市東さんはただちに控訴し、控訴審を闘うことが決まりました。闘いの場は東京高裁となりますが、傍聴闘争の支援をよろしくお願いします。
裁判はもちろん闘いますが、市東さんの農地を守る闘いは実力闘争になります。2年前の天神峰農地死守決戦では青年・学生・女性が立ち上がり、夜通し身を挺して機動隊と対峙し、闘いぬきました。そのような闘いをまた再びやろうではありませんか。
石破首相は軍事産業を育成し、軍事演習もどんどん行っています。成田空港の本格着工はこれらの動きと一体です。
5月7日、第3滑走路着工阻止の現地闘争(フィールドワーク・デモ)を行います。菱田・中郷地区の現場にも行きます。ぜひ参加をお願いします。反対同盟は戦争絶対反対、軍事空港づくり粉砕、農地死守・実力闘争で闘います。
