安保粉砕・基地撤去を 4・28沖縄デー闘争に決起
安保粉砕・基地撤去を
4・28沖縄デー闘争に決起

「沖縄売り渡し」のサンフランシスコ講和条約が発効した「屈辱の日」である1952年4月28日から73年、全国で「全基地撤去・安保粉砕! トランプ・石破打倒! 米日の中国侵略戦争阻止!」を掲げた沖縄デー統一行動が闘われた。
東京・渋谷では27日、全学連を先頭に830人が代々木公園に結集。反対同盟の伊藤信晴さん、宮本麻子さんが参加し、伊藤さんが発言した。
全学連の矢嶋尋委員長が司会を務め、齋藤晴輝書記長が基調提起。米兵による女性暴行を弾劾し、中国侵略戦争の最前線に立たされる沖縄の現実を変革するため安保粉砕・日帝打倒の沖縄闘争を首都・東京で爆発させようと訴えた。集会後、全学連を先頭に機動隊の弾圧をうち破り、群衆の怒りと結びつく実力デモが打ち抜かれた。
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沖縄の怒りに応え
伊藤信晴さんの発言要旨

沖縄においてこの戦後の80年はどうだったのか。沖縄戦では4人に一人が殺された。さらに米軍による占領支配、ペテン的返還後も「基地の島」として常に戦争と隣あわせの生活を強いられてきた。沖縄人民にとってこの80年は本当に苦闘の歴史だった、怒りの歴史だったと思います。
そうした中で、「米軍基地撤去=沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」の路線の下、星野文昭さんや大坂正明さんが唯一本土において沖縄と連帯しうる闘いを繰り広げてきた。でも、この80年間大きくは沖縄人民の必死の闘いに本土は応えきれていない。こうした現実があろうかと思います。
戦後80年経った今、石破やトランプはあの沖縄戦をふたたびやろうとしている。そうした中で、沖縄人民は、宮古島での清水早子さんたちの闘いに示されているように体を張って立ち上がっている。屈服しない。このことは本当にすごいことだと思います。辺野古の闘いもそうです。私たちはこの沖縄人民の不屈の闘いを私たち自身のものにしなければなりません。
三里塚においても市東さんに農地強奪の結論ありきの3・24反動判決が下ろされました。国家意思を反映させたものであり、許すことができない犯罪行為です。
しかし、みなさんと共に築いてきた農地死守・実力闘争、体を張って闘う、この事態を変えていくんだという、この一念で闘い抜いたがゆえに、仮執行宣言は付けられず、そしてC滑走路の本格工事が始まろうというときに敷地内予定地の26%は買収できていないんです。予定地内において田畑を耕し、看板を出し、立ち上がってきている住民がいます。
5月7日の現地闘争を打ち抜き、共に空港拡張計画をずたずたに粉砕しましょう。
