北総の空の下で 古希迎え 日々相互に充電中
週刊『三里塚』02頁(1160号02面04)(2025/05/26)
北総の空の下で
古希迎え
日々相互に充電中
1日ごとの気温差が激しくて不安定な天候が続く5月終盤です。
5月で70歳になりました。人生50年だった昔には古希―古来まれな歳と言われた長寿ですが、平均寿命が80を超える今では高齢者の端くれくらいのところでしょうか? 公的給付金があった時、現闘の青年に「何に使うんですか」と聞かれて「健康維持」と答えたら「ええっ?」と言う反応。私も若い頃はあれが食べたいこれも欲しいと思っていましたが、今は体のメンテをして老化のスピードを緩めたいのが一番です。坐骨神経痛やアレルギー等々の疾患、物忘れやおっくうになったことを数えれば切りがありません。苦手なものほど早くできなくなるというのも実感です。脳も体も70年働き続けてきたのですから故障や不具合が起きて当然、メンテしながら得意分野では頑張る、という事かなあと思います。ちなみに農作業はまだいけますが運転や事務はほどほどに…
介護の経験から、認知症は忘れることでバランスを保とうとする脳の維持機能だと感じています。やろうとする事とやれる事の落差が広がって「これ以上無理!」と脳が悲鳴を上げる前に、対処できればと思っています。
闘争の現場に身を置く人々の精神的な若さは、皆さん実感していることと思います。老若男女が同じ目標に向かって力を合わせることで生まれるエネルギーは、集った全ての人に充電されます。あなたから元気をもらい、別の人を元気にする私の日々です。
北里一枝