6・14反戦闘争 中国侵略戦争阻止を 全学連を先頭に実力デモ

週刊『三里塚』02頁(1162号01面02)(2025/06/23)


6・14反戦闘争
 中国侵略戦争阻止を
 全学連を先頭に実力デモ

(写真 機動隊の不当な規制を打ち破って力強く進むスクラムデモ【6月14日】)

 「トランプ・石破打倒! 日米の中国侵略戦争阻止! 6・14全国集会&大行進」(主催・改憲・戦争阻止!大行進)が6月14日、東京・芝公園で開かれ、全国から1千人が集まった。三里塚反対同盟の伊藤信晴さんが駆けつけ、発言した。
 集会では、戦後80年目にして天皇を押し立て中国侵略戦争に突進する日帝を打ち倒す決意が次々と表明された。
 デモでは、全学連・青年労働者の150人の白ヘル部隊を先頭に、女子学生への襲撃・逮捕をはね返し、米大使館と首相官邸に向け進撃した。
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NAAを追いつめよう
 伊藤信晴さん

三里塚現地では5月25日、機能強化の「本格着工」が発表されましたが、成田空港の中のNAA本社で行うという非常に無様なものでした。拡張に必要な民有地の26%が契約を拒否されたまま。さらに千葉県の中で騒音を最も受けている芝山町だけが死因の1位が心疾患となっています。開港して47年。騒音が命を奪うことが立証されているんです。本格着工の宣言とは裏腹に、この現実はNAAを決定的に追い詰めております。
 私たちはこうした中で、市東さんの農地を守ること、それを徹底的に闘いぬき、今準備されている石破やトランプの中国侵略戦争を阻止するために闘いぬかなければなりません。
 沖縄をはじめとする全国36の港湾・空港の整備・拡張と一体で、成田の兵站(へいたん)基地化、軍事空港化を狙っていることは明らかです。これを阻止する。
 そもそも、戦争とは何なのか。私は731部隊のことをよく思い出します。白衣を着た医者が中国人をスパイ容疑ででっち上げ人体実験し、殺していくんです。そして、それを細菌戦争に使っていく。
 沖縄新基地建設反対の辺野古座り込みを闘っている島袋文子さんは、沖縄戦で血に染まった泥水を飲んで生き延びたと語っています。それが戦争の現実なんです。
 私たちは本日の闘いを戦闘的に闘いぬき、新たな時代を切り開くため、共に闘いましょう。
 反対同盟もみなさんと共に闘い抜きます。がんばりましょう。


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