6・15国鉄全国集会 労働運動再生を誓う 11月集会大結集を呼びかけ

週刊『三里塚』02頁(1162号01面03)(2025/06/23)


6・15国鉄全国集会
 労働運動再生を誓う
 11月集会大結集を呼びかけ

(写真 集会の大成功をかちとり団結ガンバロー【15日】)


 国鉄闘争全国運動が呼びかける全国集会が6月15日、千葉市民会館で開かれ、520人が集まった。三里塚反対同盟の市東孝雄さんが登壇し、連帯あいさつを行った。
 動労千葉の関道利委員長が基調報告。関西生コン支部、港合同の3労組とそれを支える労組交流センターの運動の中で起きた深刻な女性差別事件をきっかけに、今年の11月労働者集会が3労組の共催とはならない状況にあることを明らかにした。自らの運動が被抑圧民族人民や女性たちの血叫びと闘いを真に自らの課題にしていたのかを検証しなければならないと提起。そして、動労千葉単独でも11月集会を呼びかけると宣言し、運動の再出発へともに力を合わせようと訴えた。
 戦争体制構築の先頭に立つJRと対決し、国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利、労働運動の再生を全員で誓い合った。

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動労千葉と共に闘う
 市東孝雄さん


日頃のご支援に深く感謝いたします。ご存知のように耕作権裁判、19年を経て判決が出ました。しかし、判決文はちょっと信じられない。19年間何のために裁判をやったのか。終わってみれば結局、耕作してきた位置、場所、それからおやじの署名偽造とか、色々な問題をすべて取り払って、面積が同じであれば関係ないんだと。そんな判決がどこにありますか。
 これから私どもは国鉄1047名解雇撤回闘争と同じく高裁に行きます。まだ期日が入っていませんが、裁判というものがどれほどひどいものか知らされました。そういう中で私たちは労農連帯という形でみなさまに助けられてきました。中でも動労千葉とは50年にわたる関係で助けられてきています。これからも動労千葉と一緒にやっていくつもりでいます。
 市民、学生、それと国策と闘っているみなさま。福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして、これからも闘い続けていきます。そして何事もあきらめず、声を上げていく。反対同盟当初からの「農地死守・軍事空港絶対反対」という、その志を常に持ち、これからもみなさんと共に闘い続けたいと思います。

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