新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 排外主義打ち破れ 新宿反戦闘争に参加 三里塚現地闘争本部員 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1164号02面02)(2025/07/28)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 排外主義打ち破れ
 新宿反戦闘争に参加
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 7・19新宿デモに立つ反対同盟の伊藤信晴さん、宮本麻子さん)

 8月に入ろうとしていますが、秋かと思うくらい夜にはヒグラシが鳴き、夕涼みに最適な季節になっています。昼は30度を超えていますが、日陰に入ると涼しいので過ごしやすい現地です。8月からの盛夏を三里塚野菜で乗り越えましょう。
 参院選を経て、状況はますます右傾化しています。今回の参院選候補者は右翼だらけです。「外国人排斥」という事がスローガンとなり、更には中国への敵意をむき出しにした選挙になっています。「日本人ファースト」を掲げている参政党だけではありません。陰謀論を含めて有象無象の政党が「国を救え」の一点で石破政権への怒りを押しつぶし、労働者階級を戦争へ動員させようとする許しがたい選挙と化しました。「議会制民主主義」の装いで参政党のようなナチスの如き、ファシズムが大手を振って登場しようとしています。代表の神谷は、高校の歴史の教科書に出てくる近現代史の支配者のようなむき出しの帝国主義者です。この社会はここまで腐敗の極致に達しています。こんなブルジョア民主主義に労働者の展望はありません。
 この間の闘いでは、7月19日に新宿で反戦集会が行われ、現地の仲間と共に参加しました。参院選の前日でしたが、自分たちの行動で戦争を止める闘いとなりました。事前に駅前で7月19日の宣伝を行いました。学生のビラの受け取りがよく、石破政権の大軍拡と改憲に反対する署名も集まりました。
 当日の闘いでは、全国から女性労働者や女子学生が、戦争を止め社会を変えようと闘う姿を示す中で、集会中に全学連の西村凌風書記次長に対して右翼が突っかかってきました。仲間たちが集会への妨害を粉砕し、集会は大成功しました。
 右翼分子に見られるように、石破政権を打倒しようと呼びかける青年や女性、学生に対して反動勢力が敵視しているのが分かり、女性や性的マイノリティーが置かれている現実に改めて怒りがわきました。この現実が向かう先は慰安婦制度などの戦時性暴力や、関東大震災での朝鮮人や社会主義者の人々を虐殺する原因となった流言であり、核を伴う第3次世界戦争です。こんな社会を絶対に変革しましょう。
 反戦闘争の最先頭で59年闘って成田空港の軍事空港化を阻んでいるのが三里塚芝山連合空港反対同盟です。三里塚現地では成田空港の新たな機能強化策として、第3滑走建設とB滑走路の北延伸の工事が強行され、住民の怒りは高まっています。機能強化の工事を止めるフィールドワークと一体で、市東さんの農地強奪攻撃に対し、市東さんとともに体を張って阻止しましょう。

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