新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ ガザ虐殺やめろ 10・5へ成田駅街宣 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

週刊『三里塚』02頁(1167号02面03)(2025/09/08)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 ガザ虐殺やめろ
 10・5へ成田駅街宣
 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 会場周辺地図【ビラより】)

 各地で線状降水帯の発生も伴って被害をもたらした台風15号ですが、三里塚現地では特に被害もなく済みました。むしろ、久しぶりのまとまった雨はありがたかったですね。9月8日の援農でおこなったピーマンの収穫では、このところ段々と収量が落ちてきていたのから盛り返して、けっこうな量が採れました。まだ猛暑日の予報もあるような長い夏となっている中、せめて夏野菜の方ももう少し頑張ってほしいところで、恵みの雨となってよかったです。
 市東さん宅の援農では、9月7日にじゃが芋のトヨシロの収穫を終えました。豊かな収量と白い果肉がその名の由来となっている品種です。もうひとつのキタアカリという品種と2週ごとに交互に出荷していて、今年はしばらく出荷分を順次収穫しながらやってきました。キタアカリの方はまだ残っているので、もうひと踏ん張りです。
 さて、今年は10月12日の三里塚全国集会の前に、10・5全国集会--渋谷反戦デモです。大行進成田でも10・5にむけた駅頭街宣を始めました。
 10・5ビラの表面を見れば一目瞭然なとおり、集会場の青山公園・南地区は米陸軍の六本木ヘリポートと赤坂プレスセンターと宿泊施設に隣接しています。中国侵略戦争を実体的に担う米軍に直に怒りをたたきつける集会場設定となっているわけです。これは燃えてきますねえ。
 9月に相次いでおこなわれるレゾリュート・ドラゴン25とオリエント・シールド25。米陸軍はオリエント・シールドの方に参加します。どちらも米日帝国主義がやろうとしている戦争はまぎれもなく中国侵略戦争であることを露骨に示す実動演習です。
 レゾリュート・ドラゴンで使用される自衛隊基地のうちの一つの健軍駐屯地。どこでもだれかは「何て読むの?」と言っていることでしょうけど、「けんぐん」です。いかにもなこの名は、皇国神話にもとづいた軍神を祀り大陸をにらむ西向きの社殿の健軍神社に由来しています。この健軍神社のそばに旧陸軍の熊本飛行場がかつてあり、それとつながっていた三菱の飛行機工場の跡地に駐屯地がつくられたのだとか。この健軍駐屯地に全国で初めて12式地対艦誘導弾能力向上型を配備することが8月29日に発表されました。「射程を考えると九州だ」と中谷防衛相が言うとおり、元の200㌔メートルから1000㌔メートルに射程が伸びたことで、健軍駐屯地に配備すれば中国沿岸部まで直接攻撃が可能となります。米帝とともに日帝が中国侵略戦争に踏み出していく攻撃であることを満身の怒りで暴露して、実力で阻止していく闘いが求められています。
 あと、ビラの何やら意味ありげなデザインは、10・7蜂起2周年にちなんでパレスチナの旗を模しているのかと早合点しちゃいましたけど、違うんですね。パレスチナの旗の「汎アラブ色」と呼ばれる黒・白・緑・赤の4色のデザインは、黒は過去の圧政や困難な歴史、白は平和と明るい未来、緑は豊かな国土と未来への希望、赤は聖戦で流された血や犠牲、そしてパレスチナ人の解放への熱意を表しているのだそうです。10・7の2周年を期してガザ虐殺にさらに踏み込んでいくなど、絶対に許してはなりません。全世界で巻き起こる抗議の声の先頭に立って、反戦デモに決起しましょう!
 10・5組織化へ、全力で決起していきましょう!

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