フィールドワーク 「空港拡張工事粉砕!」 現場に迫り徹底弾劾

週刊『三里塚』02頁(1168号01面02)(2025/09/22)


フィールドワーク
 「空港拡張工事粉砕!」
 現場に迫り徹底弾劾

(写真 B滑走路北延伸工事を弾劾!【9月17日】)

 三里塚反対同盟が呼びかける、成田空港の拡張・機能強化に反対するフィールドワーク(現地調査)が9月17日に行われた。厳しい残暑のもと、参加者は天神峰の反対同盟会議室前に集合し、出発前の打ち合わせを行った。
 事務局の伊藤信晴さんは、第3滑走路敷地内住民が農作物の生育にも影響するこの猛暑のもとで、環境破壊・気候変動を促進する巨大空港建設に反対の声を上げていることを紹介した。
 続いて市東孝雄さんがあいさつした。「工事は予定通り進んでいないのが現状だ。機能強化と一体で、空いてる土地を利用して農業施設やワイン農園を作る計画が宣伝されているようだが、うまくいくかどうか。機能強化29年完成などと言っても、この調子では間に合わないのでは。最悪、『みんなで大家さん』のゲートウェイ成田開発計画みたいになるかも」
 打ち合わせを終えて、全員が車に分乗し、最初に、B滑走路北延伸に伴う東関東自動車道のトンネル化工事の現場に向かった。
 誘導灯の間近、工事現場を見下ろせる場所に陣取った。けたたましい騒音を上げながら、頭上40㍍をひんぱんに旅客機が通過し、B滑走路に降り立っていく。
 東関道の付け替え道路をひっきりなしに車両が行き交い、その向こうにある東関道にトンネルとなる構造物が並べられ、作業員があわただしく動いている。トンネルができれば、この一帯が途方もない大量の土で埋められるのだ。
 怒りを込めてシュプレヒコールを現場に向けてたたきつけた。「機能強化を粉砕するぞ!」「空港拡張工事粉砕!」「成田を兵站出撃拠点にするな!」「今すぐ工事をやめろ!」
 さらに一行は車両で、芝山町の菱田地域に移動した。
 今はまだ山の緑が美しい風景だが、第3=C滑走路の建設が本格的に実行に移されれば、この一帯は途方もない量の土砂で埋め立てられ、地域生活の歴史、記憶ごと抹消される。怒りをかき立てて工事現場の入り口に参加者は並んだ。
 「工事をやめろ!」「第3滑走路建設粉砕!」「農地を奪うな!」「市東さんとともに闘うぞ!」
 この現場は相変わらず「閑散」とした状態が続いている。先月と比べてショベルカー1台が土をほじくり返す作業を行っているのが見えるだけだ。そうした空気を反映してか、警察からも「やる気」が漂ってこない。
 われわれの闘い方いかんで、まさにゲートウェイ成田のように破綻に追い込むことは可能だ。
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