「第2の開港」粉砕、南台農地守れ 軍事空港阻止、高市政権打倒! 耕作権裁判控訴審に勝利しよう 米帝トランプのベネズエラ侵略弾劾 反対同盟新年のアピール
「第2の開港」粉砕、南台農地守れ
軍事空港阻止、高市政権打倒!
耕作権裁判控訴審に勝利しよう
米帝トランプのベネズエラ侵略弾劾
反対同盟新年のアピール

米帝・トランプ政権は1月3日未明、戦闘機150機以上を出撃させベネズエラの首都カラカスへの空爆を行い、米陸軍特殊部隊「デルタフォース」を使ってマドゥロ大統領夫妻を拉致・拘束しニューヨークに連行した。トランプは「ベネズエラの国家運営にかかわる」「国有化で奪われた石油利権を取り戻す」などと言い放っている。帝国主義・植民地主義むき出しの政権転覆、侵略戦争の強行に他ならない。これは単なる「石油のための戦争」ではない。米国家安全保障戦略(NSS)の核心である中国侵略戦争の発動そのものだ。NSSは没落の危機にあえぐ米帝が今なお他国を圧倒する軍事・技術・経済のすべての力を使って世界支配の基軸であり続ける強烈な意思の現れであり、米帝の利益に反する中国・習近平体制の転覆を狙う中国侵略戦争―世界戦争戦略だ。その主戦場は第一列島線に据えられている。積極的主体的に「世界戦争の放火者」の役割を担う日帝・高市政権を打倒しよう。「軍事空港粉砕! 農地死守・実力闘争」を60年にわたり貫く三里塚芝山連合空港反対同盟の4氏からの新年アピールです。
天神峰で農業続ける
敷地内天神峰 市東孝雄さん

昨年もみなさまから大きなご支援を頂きました。心から感謝いたします。私たち反対同盟の闘いは60年という節目の年を迎えました。
今現地では「第2の開港」プロジェクトと称して、機能強化、空港拡張工事が進められています。菱田では田んぼや山林だった場所が重機で破壊されダンプが行き交っています。成田の年間発着回数を50万回に増やすんだと言って空港会社、国、自治体は工事を進め、企業を呼び込もうと躍起になっています。
しかし、これは地元住民のためになりますか。雇用がよくなる、地域が活性化し発展するとか言ってますが全部うそっぱちです。3本目の滑走路ができてもっと朝早くから夜遅くまで騒音をまき散らすことになったら、誰がそんな場所に住みたい、帰ってきたいと思うでしょうか。
向こうは説明会も開いたりしてますが、結局「もう決まったことだから」と結論を押し付けるだけのものです。
しかし、新滑走路の用地取得は行き詰っています。反対して田んぼを作り続ける住民がいます。また、騒音被害に怒る住民が飛行差し止めを求めて裁判を闘っています。
そして私の耕作権裁判は、昨年3月に不当な判決が千葉地裁で出されましたが、今年は東京高裁で控訴審が始まります。負けるわけにはいきません。
戦争準備の高市政権と対決し、軍事空港を許さず、農民の権利を守るために、私も天神峰で農業を続けます。動労千葉をはじめ闘う労働組合、市民、学生のみなさんとともに、また沖縄、福島と三里塚は一つの闘いとして進みます。どんなことがあってもあきらめず、勝利まで闘うという意気込みでこれからも闘います。2026年、ますますのご支援をよろしくお願いします。
兵站拠点化を許さず
白桝 事務局員 伊藤信晴さん

明けましておめでとうございます。昨年は米帝・トランプや日帝・高市によって中国侵略戦争が激しく推進された1年でした。
トランプは「アメリカ・ファースト」と言って自国の利益を暴力的に追求する政治を展開し続けています。米・国防総省を戦争省に名前を変える露骨さです。ベネズエラ侵略戦争にその本性が見てとれます。また、これは中国に対する最大限の恫喝(どうかつ)でもあります。
三里塚においても日帝の延命のために市東さんの農地を奪い、北総台地30万人民の上に朝5時から深夜1時まで年間50万回飛行機を飛ばす暴挙が行われようとしています。
市東さんが3代100年耕し続けてきた南台農地をめぐる耕作権裁判では、一審判決は「地主との契約書には面積が書いてあるだけだ」と切り捨てました。19年にわたって争った場所の特定についてのこちら側の立証を一切無視したのです。
空港機能強化にしても訪日外国人6千万人を呼び込んで観光立国を目指すと言いながら、高市の「台湾有事は日本の存立危機事態」発言で、訪日客を激減させています。
それだけでなく「第2の開港」プロジェクトと一体で打ち出された「エアポートシティ構想」は空港用地だけでなく、外でも広大な農地を収奪しようとしています。物流拠点とか航空宇宙産業の育成と宣伝されていますが、要するに兵站(へいたん)拠点建設であり、イギリスのロールスロイス社などから技術提供を受けて日英伊3カ国共同で開発を進めている次期戦闘機などに連なる軍需産業のための基盤づくりに思えてなりません。
今こそ、成田軍事空港粉砕、農地死守・実力闘争のスローガンを高々と掲げ、市東さんの農地決戦を大爆発させ、高市を打倒しましょう。
戦争の時代と対決し
婦人行動隊 宮本麻子さん

米帝トランプ政権は、ついに古典的な帝国主義の姿そのままにベネズエラへの侵略戦争に突入しました。このような不正義の帝国主義に対する民衆の怒りの決起は不可避です。ウクライナ戦争も4年目に入り、イスラエル(と米帝)によるパレスチナ人虐殺も続いています。秋に高市政権が発足し、軍事費の増額や原発再稼働、自衛隊と米軍の合同演習の実施、防衛産業を盛んにして経済成長を図るというなど、中国侵略戦争へ向けての動きが激しくなっています。本年初頭から明示された戦争の時代は、革命の時代への突入に他なりません。
昨年3月、19年闘ってきた市東孝雄さんの南台農地の耕作権裁判は、あれほど明らかなNAA(成田空港会社)の印鑑や署名の偽造にはふれず、市東さんの側に耕作権はない、NAAに土地を明け渡せというとんでもない判決でした。絶対に許せません。市東さんは「ますますファイトが沸く」と戦争には絶対反対だと意気軒高と農業を営んでいます。軍事空港造りは許さない、市東さんの土地は絶対守り抜きます。
NAAは「第2の開港」「エアポートシティ構想」などといってB滑走路の北側延伸、第3滑走路の建設をもくろんでいますが、用地買収も13%が取得できず計画通りには進んでいません。周辺住民が原告の「夜間飛行差し止め裁判」も係争中です。現在34万回の飛行機の離着陸を50万回にするため、深夜は1時まで朝は5時から飛行機を飛ばすなどということは論外です。投資が立ち行かなくなった「みんなで大家さん」なども成田市の責任が問われます。
福祉関係の私の職場では年に数度フードパントリー(食品支援)を実施しています。様々なものが値上がりし、生きていくだけでもたいへんな時世です。交通事情などで参加したくても参加できない人もいらっしゃると思うのですが、多くの家族が来られます。軍事費増額とか政治資金云々とか本当に腹立たしいです。そんなところに使うお金があるのなら...政治家や資本家ではなく人々のための政治に、世の中にしなくてはならないと強く思います。
全国の皆さん、60年目を迎えた三里塚闘争は引き続き、農地死守、実力闘争、反戦反核、軍事空港反対で闘っていきますので、今年もよろしくお願いします。
7代先まで耕す覚悟
婦人行動隊 木内敦子さん

2011年3・11の原発事故以降、福島の方々の保養に取り組むようになって、福島の親子が千葉に来たり、また私も福島に行ったり、いろんな交流をしてきました。その時のことをちょっと思い出しました。
事故の2年後くらいに保養の集まりがあって参加した時に、農家の方のお話があったんですよ。彼がおっしゃるには、自分の土地は放射能で汚染されてしまって現在は安全な野菜を作れない状態だと。いろんな専門家ともやり取りして、土壌の除染と地力の回復のためにひまわりやレンゲを植えるといいとか、いろいろ言われてたけど、試行錯誤しながらこれからも粘り強くやっていきたいんだと。
その方の発言の中で特に印象に残った言葉があります。「自分は7代先の人たちのために今がんばらなければならない」とおっしゃったんです。「7代先」、それを聞いたとき、農家の人、土地に根差している人の時間軸というのはちょっと違う、すごいなと感じました。
市東孝雄さんは農家3代で、おじいちゃんの市太郎さんが開拓で天神峰に入って土地を耕してきて、それを受け継いで今も続いているわけです。きっとそのおじいちゃんの体の中にも、自分が切り開いたこの土地はずっとずっと耕し続ける土地だという覚悟があったんだろうなと思えたんです。
そういう土地を他人が奪っちゃいけない、それもだましたり、機動隊を前面に出したり、暴力を使って奪うというのは、本当にやってはいけないことなんだなと、強く思いました。
私自身を振り返ってみると、土地に根差しているとは言えないからそういう時間軸はないんだけれど、でも気持ちは人間の営みとしてすごく共感するんです。
だから市東さんの2026年の闘いを、市東さんと同じ立場でいっしょに闘っていきたいと、今思っています。
みんなの力を合わせて、市東さんの南台農地を絶対に守りぬきましょう。