フィールドワーク 「第2の開港」粉砕を 工事現場に怒りのこぶし
週刊『三里塚』02頁(1178号01面02)(2026/02/23)
フィールドワーク
「第2の開港」粉砕を
工事現場に怒りのこぶし

(写真 B滑走路北延伸のための工事を弾劾【12日】)
反対同盟が呼びかける、成田空港の拡張・機能強化=「第2の開港プロジェクト」に反対する月例のフィールドワークが2月12日に行われた。
出発を前に天神峰の反対同盟会議室前で打ち合わせを行い、事務局員の伊藤信晴さんが参加者に訴えた。「第3滑走路の用地取得率が約8割で暗礁に乗り上げている。買収を拒否している人の中には、地球環境の悪化、食料危機の到来を真剣に案じている方がいる。人類滅亡まで残り85秒と言われている今この時に、飛行機なんか飛ばしている場合じゃないだろう、農業を守り食料を作るのが第一だろうと。そういう方が作っている田んぼを孤立させるために、NAAは自分らが取得した土地にフェンスを立てて囲んでいる。住民を励まし支えていく上でも、今日のフィールドワークのような闘いは重要だ」
これに応えて全学連の学生が発言した。「今日は初参加者を含めて学生は3人で参加しています。衆議院の3分の2以上が自民党というとんでもない状況です。安保3文書の改定、核共有、スパイ防止法、国旗損壊罪等々が狙われ、あの中曽根でもできなかったところに高市は踏み込んでいる。民間空港や道路の利用も含め、中国侵略戦争へ向けて進んでいます。成田は侵略戦争の兵站拠点であり、三里塚こそ反戦の砦。第3滑走路粉砕、第2の開港阻止をはっきり掲げ闘う時です。学生は流血も辞さず歴史変革の先頭に立ちます」
コースを確認した上、参加者は車両に分乗して出発した。
まず、成田市十余三の、B滑走路延伸のための東関東自動車道トンネル化工事の現場を見下ろせる高台に陣取った。
婦人行動隊の宮本麻子さんのリードで、工事現場へ向けて全員が声と力を合わせてシュプレヒコールを上げた。「機能強化粉砕!」「第2の開港プロジェクトを許さない!」「成田軍事空港粉砕!」「市東さんの農地を守り抜くぞ!」
続いて一行は、芝山町の菱田地区に移動し、墓地の向かいの田んぼをつぶしてつくられたセメント施設の前に並んだ。
「工事をただちにやめろ!」「第3滑走路建設阻止!」「高市政権打倒!」
菱田もあちこちにフェンスが張られ1カ月前と比べて情景が激変しているが、追いつめられているのはNAAの側だ。「絶対に機能強化を頓挫に追い込んでやる!」との固い決意でフィールドワークをやり切った。
学生は午後から現闘員の案内で、岩山記念館など三里塚闘争ゆかりの地を現地調査し、60年の闘争史の重みを体感した。