北総の空の下で 空港完成阻み60年 強制収用

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週刊『三里塚』02頁(1184号02面06)(2026/05/25)


北総の空の下で
 空港完成阻み60年
 強制収用


 5月12日千葉県庁前、13日菱田地区第3滑走路予定地で、土地収用法粉砕のシュプレヒコールが響き渡りました。50年前、鉄塔攻防の決戦現闘として三里塚に来た私が最初に自転車でビラ配りしたのが菱田地区です。援農の後ホタル飛び交う田んぼ道をバイクで送ってもらったこともありました。草ぼうぼうの中、反対派の田んぼに植えたばかりの苗がそよいでいるのはホッとする光景です。
 三里塚闘争60年の節目となる今年、空港会社は二度と強制的手段をとらないという30年前の約束をほごにして、国家暴力の発動辞さずの本性をむき出しにしました。60年国策と実力で対峙して空港の完成を阻み続けてきたからこそ、反対同盟は土地収用法の悪らつさも弱点も経験済みです。民主主義を掲げる自民党政権が、私有地を暴力で取り上げる様を全国に発信するリスクと拡張工事の行き詰まり打破を天びんにかけて、あわよくば脅しで屈服させたいとの意図が透けて見えます。
 今年も萩原さんと市東さんで飯米の田植えが無事終了しました。市東さんでは長年使ってきた2条植えの田植え機が壊れて部品もないと言われ、萩原富夫さんが市東さんの田も植えてくれました。こうした連携がなければ1年に1度しか使わない機械に大金をかけてまで継続できず、米価が不安定なままでは米農家の高齢化と離農が加速する一方です。空港の拡張より、主食の安定確保と温暖化対策が喫緊の課題です。
北里一枝
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