フィールドワーク 機能強化は戦争準備だ 拡張工事を徹底弾劾

週刊『三里塚』02頁(1186号02面04)(2026/06/22)


フィールドワーク
 機能強化は戦争準備だ
 拡張工事を徹底弾劾

(写真 菱田の工事現場に向け「機能強化粉砕!」【17日】)

(写真 伊藤さんが説明会参加者にアピール【15日】)


 反対同盟主催の空港機能強化に反対する月例のフィールドワークが、6月17日に行われた。
 成田市天神峰に集合した参加者は出発前の打ち合わせを行った。反対同盟事務局の伊藤信晴さんが、13~15日に3回にわたって芝山町で開かれたNAAによる説明会の模様を報告した。
 「用地取得の行き詰まりの中で、B滑走の1千㍍延伸を先行させ、誘導路を整備して2029年度内の供用開始を目指す方針を住民に承諾させようという説明会だ。だがそんなNAAの意図とは関係なく、町民の機能強化への怒りが噴出する場となった。機能強化で発着回数が今の倍になり騒音がまき散らされたら、本当に大変なことになる。町は今エアポートシティ推進室を設置し、『これにかける』みたいなことを言うが、今までずっと空港で町が発展すると吹聴しておきながら、人口流出、農業の衰退が止まらないという町の現実はどうなんだ!」
 説明会に参加した芝山町民のAさんも報告。「『最終的に何軒の人の農地を強制収用する見通しか』と質問した。麻生町長は『私は強制収用という言葉を絶対に使うなとマスコミに厳命している!』とむきになって叫んだ。だがどう表現しようが、やろうとしているのは暴力的強制執行以外の何ものでもない」
 また「成田は軍事転用されるのではないか」との伊藤さんの追及に対し、麻生町長は「軍事使用はありえない」と強く否定したという。伊藤さんは、「すでに関西の3空港が特定利用空港の候補として検討されている。成田が無関係なはずはない。24時間化は軍事空港化攻撃そのものだ。市東さんの農地を守る闘いを原則的に闘い、軍事空港を粉砕しよう」と参加者に訴えた。
 市東孝雄さんからも激励の言葉を受けて、車に分乗して出発した。
 最初に向かったのは、B滑走路1千㍍北延伸予定地。東関東自動車道のトンネル化工事についてはすでにおおむね「完成」の上で、さらに北の成田市小泉地区で調整池の造成・整備工事が進められている。とてつもない規模の地形破壊、水系破壊が行われている。工事現場が見下ろせる路上に陣取り、シュプレヒコールをたたきつけた。「工事をやめろ!」「空港拡張は戦争準備だ!」「大軍拡の高市政権打倒!」
 次に、芝山町菱田の工事現場に向かった。この地ではC滑走路を横断する道路のトンネルが造られようとしている。盛り土が積まれ、その手前に鉄パイプなどで構造物が組み上げられているのが見える。全員でシュプレヒコールを上げた。「空港拡張は地域破壊だ!」「菱田をコンクリートの下敷きにするな!」「中国・アジアへの侵略を繰り返すな!」「機能強化を白紙に戻せ!」「強制収用攻撃粉砕!」
 さらに一行は菱田とは別の地区でも、田んぼに水が張られ稲が育っている現場を確認した。
 イラン侵略戦争をきっかけに航空業界全体が危機に陥っている。それでも空港拡張、土地強制収用へと突き進むNAAと千葉県、周辺自治体に全員が怒りを新たにした。

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