新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 強制収用実力阻止を 事業認定申請許さず 三里塚現地闘争本部員 平井雅也
週刊『三里塚』02頁(1187号02面02)(2026/07/13)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
強制収用実力阻止を
事業認定申請許さず
三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 三里塚現闘の二川さんが国会前でアピール【7月2日】)
梅雨真っただ中です。このところ、予報で雨マークがついてない日でも大体はパラパラと降る時間帯がいくらかあるような感じです。6月末から7月初めの10日間の間は、日照時間が平年の3分の1ほどだったとか。どおりで、これからの時期の出荷野菜の主役になる果菜類の成長が目に見えて鈍っています。あと、畑の土がずっと湿り気をもっていて、収穫や草取りの際に土がまとわりついてくるのが厄介です。
市東さん宅の援農では、こういう天気の関係でじゃが芋の収穫が遅れ気味です。当日や前日に雨が降って収穫の計画を断念することが続きました。収穫作業自体はできなくもないのですが、じゃが芋が泥だらけになって、出荷のためにこの泥を落とそうとすると傷ができてしまうのです。だから、収穫の時には畑の土が一定程度は乾いている必要があります。
コロコロ変わる予報にやきもきさせられながら、7月5日の援農ではようやくまとまった量の収穫を行うことができました。
今回掘ったのは「とうや」という品種です。市東さん宅では「トヨシロ」と「キタアカリ」という2種を作ってきましたが、「トヨシロ」は今年は苗が出回らなかったので代替として初めて「とうや」を作付けしました。大きく育ったわりには空洞や割れができていないようで、上々の出来です。じゃが芋は長期にわたって出荷する品目なので、これがしっかりした出来なら安定した出荷のベースになると思います。
さて、土地収用法にもとづく事業認定の申請が狙われている7月に入りました。強制収用阻止の決戦局面にいよいよ突入していきます。
NAAは「あらゆる意味において強制的手段は用いない」と社会的に公約したのではなかったのか、と満身の怒りをもって弾劾しなければなりません。千葉地裁が判決で「話し合いがとん挫した場合は別」と言ったのは、その「話し合い」なるものは初めから空港建設を強制的に認めさせるものでしかなかったことを白状するものです。だからこそ、何百回もの説明会をしようと住民の理解など得られるはずもなかったし、反対を貫く農家を生み出すに至ったのです。
脱落派の石毛博道や石井新二らを先兵として「住民から土地収用法の活用を求める声が出ている」などと描き出そうとしたものの、早くも化けの皮がはがれ、周辺住民からも反対の声が公然と上がり始めています。
農家にたいする強制収用ということでは、1971年の大木よねさんへの代執行以来のことです。法律用語的には「行政代執行」と言うわけですが、行政が事業者の代わりに執行するというその実態は、周知のとおり機動隊暴力による土地・家屋の強奪です。この日は代執行をしないと言っておいてだまし討ちで襲いかかり、脱穀機にしがみついて抵抗する大木よねさんを殴りつけて土地・家屋を奪い去っていったあの暴挙を再び繰り返すことなど、どうして許せるでしょうか。
反対同盟の「農地死守・実力闘争」「一切の話し合い拒否」の原則は、成田空港建設という「国策」そして国家権力と人民との非和解性を示しています。中国侵略戦争のための軍事空港建設であることから、そのことはますます鮮明です。三里塚闘争60周年の勝利の地平に立ち、日帝打倒で最後的に決着をつける強制収用阻止の大決戦へ撃って出ていきましょう。