2009年5月26日15:08

国労秋田闘争団とともに闘う集いが大成功!

 5月24日、北九州市の国鉄集会と連帯し、秋田市で国労秋田闘争団と共に闘う集いが県内外からの結集で大成功を勝ちとった。集いはまず第一部で「国労秋田闘争団と共に闘う会」の結成会を行った。冒頭に呼びかけ人を代表して秋田市議のAさんが挨拶し、「目指すのは完全なる勝利です」と解雇撤回闘争を最後まで物心両面で支えぬこうと呼びかけ、共同代表や事務局を選出し、拍手で承認された。秋田の労働者は全国の仲間と連帯し、国鉄闘争勝利に向けた新たな挑戦へのスタートを切った。

 第二部では、4・25尼崎現地闘争のDVD上映後、共同代表のBさんが「国鉄闘争に関わって今の社会全体が資本の食い物にされている現実がよく見えるようになった。改憲攻撃も始まっている。4者4団体のような希望のない妥協路線ではなく解雇撤回の初期の目的を貫いて今日を新たなスタートにしてがんばろう」と訴えた。遠路からかけつけた国労北海道闘争団の仲間が登壇し、解雇撤回を取り下げて解決金を要求する4者4団体派を徹底糾弾。反対派を排除する腐敗した幹部の汚いやり方を怒りを込めて弾劾し、「会員のひとりひとりが闘争団になって闘おう」と感動的な訴えを行い、大きな拍手に包まれた。
 国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは(写真上)、「1047名の闘いは①国家的不当労働行為は断じて許さないという責任の徹底追及と断罪であり、②分割・民営化を絶対に認めず解雇撤回・JRへの現職復帰を貫くことをとおして労働者の団結を取り戻し、③国鉄労働運動と日本労働運動を戦闘的に再生して、ついには権力・資本を打ち倒そうという壮大な闘いです」と国鉄闘争の核心をきっぱりと提起し、3・25反動判決弾劾、これに屈服する4者4団体路線を粉砕して闘いに打って出ることを宣言し、6・14-15闘争への総結集を呼びかけた。
 宮城から駆けつけた全金本山労組の仲間は、「闘う者がいる限り和解はない。だから和解派は単なる屈服じゃなくて必ず闘う者に襲いかかってくる。われわれは門前闘争の団結でこれを打ち破った」と本山闘争の勝利の教訓を熱く訴えた。さらに不当解雇撤回闘争を闘う青森合同労組の仲間、秋田労組交流センター(準)の仲間が闘いの決意を表明した。
 闘争団家族の小玉由利子さんは「今日は闘う県内外のみなさんの協力で新たな出発をすることができた。展望が見えない時代もあったが今は勝利感でいっぱいです。1047名闘争はすべての労働者の闘いになった。法大の弾圧は必ずうち破ることができる。根底で支えているのは星野文昭さんの闘いだ。共に全力で闘いましょう」と感動的に訴えた。
最後に、全逓労働者の力強い音頭で「勝利するまで団結がんばろう!」を叫んで新たな国鉄闘争への出発を誓った。4者4団体の裏切りや3・25反動判決など国鉄闘争は重大な局面に突入している。「国労秋田闘争団と共に闘う会」は、これと闘う大衆的組織であり結成の意義は計り知れない。共に闘おう!(秋田・K)

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