2009年10月20日16:51

国鉄1047名解雇撤回! 10.18秋田集会・デモが大成功!

 10月18日、秋田市内で「国鉄1047名の解雇撤回せよ!道州制・民営化許すな!生きさせろ!派遣法撤廃せよ!10.18秋田労働者総決起集会」が60名の結集で勝ちとられた。この日は午前11時から駅前街頭宣伝行動、午後1時半から集会(第一部)、午後4時半から駅前一周デモ(第二部)、そして午後6時からは大交流会(第三部)の全一日行動として闘われ、11月集会結集への予想を超える圧倒的高揚のもとに勝ちとられた。

 東北各地から結集した仲間と共に、わずか1時間の駅頭街宣で11月集会賛同署名が31名も寄せられた。労働者がまともに生きられない社会への怒りが充満しているのだ。集会には40通に及ぶ賛同メッセ-ジと多額のカンパが寄せられる中、「ともに闘う会」共同代表のAさんの熱い開会の挨拶から始まった。特別報告①は、解雇撤回を投げすてた4者4団体路線と非和解的に闘い抜いている当該の小玉忠憲さんだ。「尼崎事故を見よ!信濃川水泥棒を見よ!最高裁判決に従わないJRを見よ!下請労働者が次々と殺されていく国鉄の分割・民営化は絶対に許してはならない。こんなJRと和解し、警視庁公安部と結託する国労本部は必ず打倒する。国鉄赤字を作った張本人の小沢・鳩山に土下座する路線は裏切りだ。社会には怒りが満ちあふれている。23年間の闘いがいよいよ光輝くときがきた。11月1万人結集で新自由主義にとどめをさそう!国鉄分割・民営化に今こそ決着をつけよう!全員が日比谷へ!」という熱烈アピ-ルは全参加者を奮い立たせた。
 さらに特別報告②として、10月7日、秋田で初の裁判員裁判で「反対のタスキで選任手続き」に立ち上がったBさんだ。淡々とした語り口の中にも、こんな不当な制度は絶対に許してはならないという不屈の決意が述べられ、参加者をさらに奮い立たせるに充分だった。
 国鉄、自治体、全逓、教育の4大産別と学生の仲間から次々と決意表明が行われ、連帯の挨拶は全金本山労組、東北石けん労組、あおもり合同労組から行われた。それぞれが解雇撤回闘争を闘い抜いてきた同志であり、国鉄1047名闘争は自らの闘いそのものであること、11月結集へ全力で闘うことが表明された。
 お礼の挨拶は国労秋田闘争団家族の小玉由利子さんだ。23年間にわたる不屈の闘いの経過や労働者の団結のすばらしさを、涙を流して語られる姿は、全参加者に改めて深い感動を呼び起こした。閉会の挨拶には「ともに闘う会」共同代表のCさんが立ち、闘いの勝利に向けて責任をとって闘うという堂々たる決意が述べられ、ただちに全体が駅前一周デモ立った。
「1047名解雇撤回!」のデモ行進は、小玉さんが解雇されてから初めてのことだ。国労本部、秋田地本旧今井一派、そして現在の日共・革同執行部の闘争圧殺と総屈服の状況をうち破り、ついにわが革命的勢力こそが責任勢力として登場したのだ。先頭は自ら宣伝車にのりこんで「資本主義を打ち倒そう!」とコ-ルするAさんだ。そしてデモ隊列の先頭は当該小玉夫妻とCさんが横断幕を持ち、何物も恐れない隊列に沿道の多くの人が期待を込め、手を振って応えた。
 デモ終了後の「大交流会」では一人一人の参加者から、集会の内容に感激したことや職場での闘いの状況が語られた。圧巻は、「11月集会は迷っていたがこの場で参加することに決めました」という青年の発言が出て、締めくくりは全員がインタ-ナショナルの大合唱となり、10.18秋田集会はプレ11月集会として大成功を勝ちとった。秋田は小玉さん夫妻を先頭に11月へ全力で闘う。(秋田MG)

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